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昭和初期に鯖江で保存食として作られた堅麺麭(かたぱん)の製法を現在も守るのは、鯖江の老舗パン店【ヨーロッパンキムラヤ】
『眼鏡堅麺麭』はその“ヨーロッパンキムラヤ”の監修のもと、越前夢工房が鯖江のシンボル”眼鏡型”として、開発した新しい堅パンです。ゴマの風味を効かせた甘くどこか懐かしい味は、その“硬さ”と共に一度食べたら忘れられない逸品です。
国内で製造されるメガネフレームの約95%を製造する福井県鯖江市の眼鏡枠製造の歴史は、明治38年にまでさかのぼります。創始者と呼ばれる増永五左衛門が農閑期の副業として、少ない初期投資で現金収入が得られる眼鏡枠作りに着目しました。
大阪や東京から職人を招き、近在の弟子に製造技術を伝えたことが始まりといわれています。「帳場」と呼ばれる各職人グループが競うことで分業独立が進み、一大産地が形成されました。その後、製造の自動化等により生産効率や品質の向上と技術開発に力を注ぎ、現在ではイタリアのBelluno、中国の温州・深川と並ぶ世界の眼鏡3大産地の1つとなっています。